「千のキス」「今を生きる」バングルの作り方


 


「千のキス」は「今を生きる」を1本作ると4〜6本余分に出来るようになっています。
 




では、ざざーっと作り方をご説明。
こんな感じでパターンは出来てます。
 
今を生きる1本に千のキスが2本ずつ背中合わせ。
絶対歪んで切っちゃだめなのよ。

 
刻印を打ちます。この辺りから両面刻印にしたことを後悔し始める。
  
ヤスリで切ったガタガタを削っていく。
あまり面白くない画像なので割愛。これが一番しんどい。

1.5ミリの厚みはかなり硬いので手で曲げれません。
焼きを入れてなまして(柔らかく)から曲げ加工します。
なまし具合は色を見て適当に。
 
なました際に焦げ目がついたり油膜がつくので荒く紙やすりで削ります。
こーゆうのをちゃんとしとかないと綺麗に古美にする溶剤が効かない。

 
あぁ、面倒臭い。焦げ目は厄介だ。焼き付けられてなかなか取れない。
汚し加工をするのに綺麗にしないといけない矛盾。  
  
  
古美液にドボン。
瞬時に腐食されて黒く変色していく。
化学の力で真鍮の時を進ませる。

 
濃度と湯の熱さと時間、古美にする前の段階でどう熱処理や薬剤をつけたかとかで色味はうんと変わる。

泥バフで研磨する。実家から持ってきた洗面器。30年近く使ってるんじゃないか??
黄色とかプラスチック嫌いと言ってるのに、何故捨てないのか分からない。
特別使いやすいわけでもなく、愛着もない。何でだろ??
 
バフのモーターはかなり馬力があるのでしっかりブツを持っておかないとえらいことになる。
手を取られてパーツを放しちゃったりしたら高速で回ってるのでものすごい勢いで巻き込まれて惨事。
何度かやってる。すごい怖い。顔に当たったりしたら大事。弾いて外に飛んだら
ガラスや機械を潰すぐらいすごい。
 
研磨する前とした後。全然違うでしょ?
泥バフはまったりした月明かりのような風合いになります。

古美をした時点で刻印した文字は黒くなっているのですがバフをかけた時に薄くなってしまうのでマジックでもっとはっきり黒くさせる。

 
邪道じゃないです。笑。墨汚しって言います。

エタノールで拭く。
 
バフ研磨で爪も肌も削り取られる。
冬はそれで指先が割れてその傷口にエタノールがはいるとすんごい痛い。
冬でなくても手は万年ボロボロ。
   
奴床を両手に持ちしっかり固定して「うりゃー」てひねる。
 
連続してすると奴床を開く力がだんだんなくなってくる。
   
ブレス型代わりの円柱の鉄にバングルを沿わせていく。
手で押さえつけながら金槌でたたいていく。

 
と、だんだん成形されて硬くしまっていくのです。で、槌目もつく。
食いしばって疲れてきて3回に1回ぐらい手を叩く。
硬くなって撥ね返るバングルをしっかり抑えるのはしんどい。鉄の塊も重たい。
腹に塊をあてて金槌でたたく。内臓にひびくわー。

で、ひねって角がたったコバをリュータのシリコンポイントで磨きながら丸く面取りをする。

後の形を整えるのは奴床と手で。
もうちょっとだ、あとちょっとで終わる!頑張れ私!

出来上がりー。

  
 
届けよ、腕に寄り添うあなたへの銘文。

たくさんのキスを愛する人にもらえますように。
今をうんと生きれますように。

 


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