Tピン・9ピンの曲げ方
ビーズや天然石を繋ぐのにピン、ワイヤーでリングを作ります。
リングを作れるようになると出来ることがたくさん増えるのでぜひ覚えてください。
*Tピン・9ピンは曲げ方同じです。
リングを作る(ピン曲げ)にはピンん曲げやっとこを使います。
特徴は片方が円錐、もう片方が溝になっています。
● ピン曲げやっとこの持ち方
ピン曲げやっとこを持つ時は親指が上、溝が上になるように持ちます。
● Tピンでリングを作る
1. Tピン(9ピン)をビーズに挿します。
2. ビーズを挿した根元から1ミリぐらいの場所を直角に折り曲げます。
ピンが回らないように中指をビーズのおしりに当てピンが垂直に立つようにビーズを持ちます。
ビーズを持っているてはしっかり固定して、工具を持っている手だけを動かしてピンを曲げます。
3. ピンを直角に折り曲げたところから7ミリぐらいの位置をニッパーでカットします。
ニッパーはつま先で切ると力がいります。切れたピンも飛んでしまいます。
ニッパーの半分ぐらいの位置で切ると切りやすくゴミも飛びません。
(*画像より深い位置でカットしましょう)
カットする時はニッパーの平らな面を左にしてカットします。
(↓絵で解説)
4. ピン曲げやっとこを持ちます。
親指が上、溝が上になるように持ちます。
人差し指と中指を真ん中に入れて薬指、小指で片方、親指でもう片方の柄を支えるように持ちます。
5. 作業を始めます。
ピン曲げやっとこを持っている手を右回りにぐるっと回転させて親指が真下にくるように手をひねります。
6. 手をひねった状態です。この状態で溝が下になっています。
7. リングを作っていることを意識しながら手を左に回転させます。
一度に回転させず少しずつ回していきます。
8. 回転して手の向きがやっとこを持って準備した時の位置に戻ってきました。
9. 出来上がりです。
*9ピンの場合でもリングの作り方は同じです。
● リングの向きがこのようになった場合
ピンの曲げる向きによってリングが平行になってない場合があります。
やっとこで両リングをはさんで向きが平行になるようにひねります。
平行になりました。
● 作ったリングの開き方
1. 作ったリングの開き目がみぎになるように持ちます。
2. 画像の位置にやっとこをはさんで手前にピンを持ち上げます。
3. 開きました。閉じる時は逆の作業です。
この時隙間ができないようにしっかり閉じます。
少し難しいですが慣れるととてもきれいにリングが作れるようになります。
両方円錐型のラジオペンチやプライヤーでも同じことはできますが溝付きのやっとこの方が作業効率がよく綺麗に仕上がるのでおすすめです。