手帳カバーの作り方



1年使うスケジュール帳、綺麗に使いたいですよね。
グローブにも使う厚手の革で手帳カバーを作ってみました。


お家で作るのは少し難しいですが、こんな風にして出来るんだな、と見て下さい。




作り方


1.
作りたい手帳より各1センチ大きく革を裁断。
縫いしろ、革の厚み、遊びを考えて1センチと設定してます。
本体、差し込み部、スナップベルト、ペン挿しベルト。



2.
ペン挿しベルトは使うペンにぐるりと巻いて縫しろ分を足したのが長さになります。
幅は2センチぐらい。



3.
スナップベルトはペン挿し(ペンがベルト内にはいる場合)、手帳の厚みを考えて作ります。



3.
型押しの準備。どのくらいの位置にくるかうすくマークしておきます。



4.
鉄板の上に手帳本体の革を置き、所定の位置に文字ロゴの方を置く。



5.
上に鉄板をのせて挟むようにする。これでロゴプレートがずれるのを防ぎます。




6.
バルカナイザーを300度に設定、手動でプレスしていきます。
ジャッキをあげて上下の鉄板ではさんで熱を加えることによってプレスします。



7.
こんな感じ。くっきりと文字がうつっています。



8.
同様にマークもプレスします。
一緒にプレスしないのは厚みがそれぞれ違うから。
厚みが違うと薄い方がきれいにプレスされなかったり、厚い方が食い込みすぎてしまいます。
同じ厚みだと一緒にプレスします。



9.
差し込み部の革の本体と縫い合わせる箇所を薄く革漉き機で漉きます。
厚みが2倍になると縫いづらく格好悪いです。



10.
漉いた箇所に両面テープを貼ります。



11.
仮組。



12.
厚物ミシンで縫う。
革は普通のミシンではなかなか縫えません。
目打ちで穴をあけて手縫いするならお家でも出来ますが、菱目打ちや革縫い針が必要です。
アトリエではほとんどミシンを使います。



13.
本体にスナップボタンをつける。



14.
本体にポンチで穴をあけてカシメ用プレス機で取り付けます。
手打ちでも出来ますが、失敗が多く綺麗にできないのです。
ハンドクラフトをされる方は無理してでもぜひ購入した方が良い工具です。



15.
ベルトにカシメの凸をつけます。
chielのコインパーツにカシメ金具を溶接してスナップボタンを作りました。



16.
同じようにハンドプレスでかしめます。



17.
本体につけた凹パーツと合わせるてきっちりスナップボタンとして留まったことを確認。



18.
本体裏側は普通のカシメ玉でベルトと本体をかしめます。



19.
出来上がり。



20.
実はとて大きいのです、笑。


 

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