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極小メガネ留めの作り方
連日メガネ留めを紹介していますが、ピン曲げとどう見え方が違うかをご紹介します。
極小メガネ留めで作ったピアスです。

使っているチェーンもドーナツ型の貝ビーズも極小です。
では、検証。

下から
極小メガネ留め、ピン曲げやっとこで比較的小さいリングを作ったもの、9ピンを使ったものです。
リングの太さ大きさがかなり違います。
9ピンに至ってはシャカ玉よりリングが大きくて全然かわいくない。すごく嫌。
ピン曲げやっとこで作った場合はワイヤーが細いのでまぁまぁ見れますがそれでもチェーンとワイヤーのつなぎ目のリングが大きく感じます。
極小メガネ留めはリングの大きさがチェーンのコマの大きさとほぼ同じになるように作っているので
それぞれの繋ぎ目が目立ちません。
こういう訳でワイヤーをオススメしてます。
では、極小メガネ留めの作り方にすすみます。
使う道具
- やっとこ 1本
- ニッパー
- ピン曲げ用やっとこ 1本
- アーティスティックワイヤー #28
極小メガネ留めの作り方

1.
ワイヤーの先端から3ぐらいの位置をやっとこの先端でつまむ。
やっとこの先端に隙間があったり左右がずれているとしっかり掴めません。注意。
細かい作業には精密なやっとこが必要というのはこういう場合のことです。

2.
つまんだ箇所を固定しながらもう片手でワイヤーをU字に折り曲げます。
ワイヤーのちょっんとつまんでいる部分が勝手にきれいなU型のおしりになります。
この時のやっとこのつまみ具合がリングの大きさと形を左右します。
「ぐゎしっ」とつかむと大きいお尻になります。
「ちょん」です。

3.
短いワイヤーと長い方をクロスさせます。

4.
やっとこは固定。両方のワイヤーをきつく交差させるほどリングは小さくなります。
ここで目標の大きさを設定します。

5.
長い方と短い方のワイヤーを片手で一緒に指でつまんで、今度はやっとこを手首をひねって回転させます。すると勝手にねじれてメガネ留めができます。
通常なら短いワイヤーを長いワイヤーに巻きつけますが、極小の場合はこの方法がやりやすいです。しっかりやっとこでリングの先端をつかんで手首をひねりましょう。
でも、思いっきりつかむとリングがぺったんこになるので注意。
「軽くつまんでも、しっかり掴めてる隙間のないやっとこが必要!!!!!!!!」

6.
ブレブレです。すいません。私の腕とカメラの精度の限界を超えてるサイズなのでご了承を。
やっとこをはなした状態です。メガネ留め、出来てますね。
余分なワイヤーをカットしましょう。

7.
ビーズから0.5ミリぐらいの位置をやっとこでつかむ。

8.
片手でワイヤーを曲げる。

9.
U字に曲げた状態です。はじめに作ったリングと同じ大きさになるように加減してください。
ビーズから離れるほどリングは大きく仕上がります。
U字をつまんだままビーズに向かってワイヤを引っ張りながら巻きつけます。
普通のメガネ留めと同じやり方です。きつくしっかり引っ張ること。

10.
出来上がり。
左が普通のピン曲げやっとこで作ったメガネ留め。リングの大きさ1.8ミリ。
右が極小メガネ留めです。リングの大きさ1.2ミリ。
これが0.6ミリの違いです。

貝ビーズの大きさ2.2ミリ。穴径は小さすぎて測れない。

これもワイヤーでメガネ留めして繋げます。
穴にワイヤーを通してU字に折り曲げて「優しく」やっとこで貝をつまんで(または指)短いワイヤーを長いワイヤーに巻きつける。

次のビーズにワイヤーを通し先ほどメガネ留めしたすぐ横に同じようにメガネ留めします。
巻いている6回のうち半分ははじめのメガネ留め、もう半分は2個目のビーズを通したあとのメガネ留めです。

同じことの繰り返し。

出来上がり。

単体で見ると気付きませんが、見比べるとかなり違ってきます。
丸カンやワイヤーの存在が目立たなくなるほど、華奢になりそれぞれのパーツが引き立って見えます。
ちいさなほんのひと手間が作品をエレガントに仕上げるエッセンスです。
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